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SKYRIMの自キャラ妄想保管庫
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雪の深い人里離れた山小屋に一人の少女が、優しい両親と年の離れた妹と慎ましく暮らしておりました

少女が15になった晩の事です
一人のならず者の男が家族を襲いました
娘を護ろうとした両親は目の前で無残に切り捨てられ、男の手が少女へと伸びました
衣服を剥がし肌を弄る男の手に、少女はただ震える事しか出来ません

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その時でした。眠っていた筈の妹が寝所から抜け出し、運悪く男に見つかってしまったのです
男は剣を片手に、ゆっくりと妹へと近付いて行きます
少女は咄嗟に両親の亡骸の側に落ちている短剣を拾い、男の背へとありったけの力を込めて突き刺しました
男は獣の様な呻き声をひとつ上げ、そのまま動かなくなりました
少女は血に濡れた手のまま、妹をきつく抱きしめ言い聞かせました
これは全て夢なのだと
妹を寝所に戻し、少女は家の側の樹の根元に、全てを隠す為の穴を掘り続けました
手の皮は剥け、血が滲んでも一晩中続けました

何日かが過ぎ、家の中は元通りになりました。ただ両親が居ない事を除いて
幼い妹は、毎日両親の居場所を少女に尋ねます

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少女は両親は遠くへ旅へ出たのだと妹へ言い聞かせました
そして次第に妹は、声を発する事も感情を出す事も無くなっていました

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ある日の事でした。妹がどこからか“猫”を拾って帰ってきました
とても大きな黒い猫でした
少女はあの晩の事を思い出し、家に入れることを拒みましたが、妹は首を横に振り頑なに嫌がります
とうとう根負けした少女は、仕方なく猫を介抱しました

猫は次第に回復し、ある日少女に言いました
妹を護る術を教えてあげる、と
少女は猫に短剣や弓の使い方を教わり、満月の晩には必ず“ある場所”へと赴きます
“彼等”に言われるままその手を血で染め上げ、代わりに沢山の金貨を手に入れました

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そんな日々の中、少女の心は次第に冷たく凍りつき、反対に妹は昔の様に微笑みながら言葉を発するようになりました

そして気が付くと、猫は姿を消していました

何年かの月日が流れ、妹は自分で生きる力を身につけたいと旅立ち、かつて幸せな家族が暮らしていた家に残されたのは、あの頃の面影を残し“暗殺者”の瞳を持つ彼女の姿だけでした

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ヴィオラが15歳、ロゼが5歳の頃のお話でした。TESの世界では良くある事ですね。
ヴィオラが誰にも助けを求めなかったのは、全てを無かった事にしたい気持ちと、ロゼが孤児院へ連れて行かれてしまうのではという不安からだと思います。一党クエでアレティノの家に行くと「15歳になるまで孤児院に~」という手紙があるので…

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