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SKYRIMの自キャラ妄想保管庫
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「ヴィオラ」

不意に呼び止められ振り返った刹那、その力強い腕に抱き寄せられ唇が重なる
突然の事に私は動揺し、その身体を押し退けようと彼の肩に空いた方の手をやるのだが、それはいとも簡単に壁へと押し付けられてしまう
何度も吸われる唇と絡みつく舌
次第に荒くなる呼吸と奪われる思考
煙草と酒の匂いに僅かに混じる麝香の香りが、麻薬の様に感じる
愛を確かめ合う様な、"それ"ではないこの行為を、一体何と呼べば良いのだろうか
その両手が首へと伸び、私の呼吸さえも奪って
いっそその手で殺して欲しいと願っては、同時に果てる日々を繰り返す
男がいつもの薄笑いとふざけた態度であれば、憎まれ口を添えて突き放すことが出来るのに
この瞬間だけは心を見透かす様な眼差しで、私の中へと入ってくるのだ

誰でも口説く唇で
誰でも抱くその腕で
誰でも殺めるその手で
これ以上私に触れないで

愛なんて誓えない癖に

私はいつも聞き分けの無い子供の様に心の中で叫ぶ けれど、結局は突き放す事が出来ず
理解のある女のフリをしては、この男の掌でいつも踊らされるのだ



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