0272850_20170519224438_1

※性的な表現を含みますのでご注意下さい

太陽が傾き、辺りが僅かに暗くなる頃、カチャカチャと鎧の振動音が二つ鳴り響く
狼を象った鎧、ここの住人であれば一目で彼等が同胞団の一員だと分かるだろう
山賊討伐を終え帰路に着く途中だったのだが、不運にも突然の雨が2人に降り注ぎ始めた
雷鳴が鳴り響くと同時に、何処かあどけなさを残した女が耳を塞ぎ蹲った
「……怖いのか?」
男が問うと女はコクコクと頷く
周りを見渡すと雨宿りするには丁度良いであろう洞窟があった
「行こう」
男が女の手を引き、洞窟へと向かう
内部には幸いにも、誰かが使ったであろう焚き火の後が残されていた
男は手早くそれに火を付け、濡れた体を温めるように彼女に促す
しかし両手で耳を塞いだまま彼女は縮こまり動こうとしなかった
男は少し困った様な表情を浮かべ、子供をあやす様にその両腕で彼女を包み込み鎧を外し始める
「お前にこんな弱点があったなんてな」
普段の武骨な雰囲気からは想像のつかない、優しい眼差しを男は彼女へと向けた
「……だめ?」
潤んだ瞳で子犬のように彼女は彼を見つめ返す
「いや……誰にだって弱点はある」
「…蜘蛛とか?」
あれは……と言いかけ男は苦笑いを浮かべる
つられるように女も微笑み、耳を塞いでいた両手を男の両頬に当てて、ゆっくりと唇を重ねた
「寒いのか?」
少し震える女の肩に気付いた男が尋ねる
女はこくりと頷き、男を覆う鎧を不器用そうに外し始めた
その動作にもどかしさを感じながら男は女の額から、その下へ下へと静かに唇を落とす
 「お髭がくすぐったいよぉ」
あどけない様でいて、そしてどこか妖艶な微笑を女は浮かべて男のそれへを自らの秘部へとあてがう
少しずつ腰を落とし、時折ピクリと体を震わせながら自らの中に徐々に埋め込んだ
全て収まりきったと同時にその唇から、一筋の熱い息が漏れる
ゆっくりと女が腰を上下させると同時に、大きく雷鳴が鳴り響いた
「ひゃん……っ!!」
何とも情けない声をあげて女は慌てて耳を塞いだ
そんな姿を見た男は静かに笑い、癖のある髪を愛おしそうに撫でる

雨はまだ止みそうにない



裏Tumblrに以前書いた、ファルカスとロゼの睦事

SHORT STORY

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
  • ライブドアブログ